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中国へ旅行した時のこと、
天津市街地に不自然なほど綺麗なお椀形をした小山があった。
山肌には草がみっちり生えていて、その頂にショベルカーが乗っかっている。
その山はゴミでできている、と聞いた。ゴミを埋め立ててできた山だった。
山々の地中で、何億年かかって石炭や鉱物が結晶する。
この小山は数億年後、どんなものが結晶するだろうか。
未知なる化合物が結晶するのを楽しみにするしかない。



日々触れる楽しいこともしんどいことも毎日やってくるから、顧みる時間がない。
(正月に大量に録画したビデオはいつみればいいのかという悩みに近い)
とりあえず頭に詰め込むだけで精いっぱいである。
脳を土壌としてたっぷりと埋め立てた日々のそれらが、
結晶してできたものが、私のかごうぶつである。
何億年もかけてないから、純粋さとはかけ離れているだろうけれど、
それでもひとすじ光がある、かごうぶつが作りたいと思っている。




『空は明るい』            作詞  巽 聖歌 /作曲 下総 皖一

2.そばに水沢 いど観測所
  高いアンテナ チカチカだ
  ほういと呼ぼうよ 昼間の星に
  みんな親切 われらの仲間